野菜の種類と輪作をしたカリフラワーとケールの混植例(ナスタチウムも)

野菜の種類と輪作のしかた

野菜の種類と輪作を意識した家庭菜園づくりは、土を守り、健康な作物を育てるための基本です。
家庭菜園を長く楽しむためには、野菜の種類ごとの性質を知り、連作を避ける工夫が欠かせません。

特に、輪作(ローテーション)は、土を健康に保ち、病害虫のリスクを減らすための基本的な方法です。

このページでは、野菜をグループに分けて整理しながら、実際の畑でどのように回していくかをわかりやすく紹介します。
自然に寄り添った家庭菜園づくりのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ野菜の種類と輪作が大切なのか

同じ場所に同じ作物を繰り返し育てると、土の中に病原菌や害虫がたまりやすくなります。
これがいわゆる連作障害です。

野菜にはそれぞれ特有の性質があり、必要とする栄養素も異なります。
そのため、野菜の種類を意識して配置を変えることで、土の栄養バランスが整い、作物が元気に育ちやすくなります。

野菜をグループに分けて考える

輪作を実践するうえで大切なのは、野菜をいくつかのグループに分けて把握することです。
ここでは家庭菜園でよく育てられる作物を例に挙げて、代表的な分類を示します。

グループ主な野菜特徴
ナス科トマト、ナス、ピーマン、ジャガイモ連作障害が出やすく、根に病気がたまりやすい
ウリ科キュウリ、ズッキーニ、カボチャ、スイカ土壌疲労や病害に敏感。間隔を空けて育てたい
アブラナ科キャベツ、ブロッコリー、大根、コマツナ、カブ根こぶ病などの病気に注意。グループ内連作に弱い
マメ科インゲン、エダマメ、ソラマメ、エンドウ根粒菌により土に窒素を供給する作用がある
その他ネギ、ホウレンソウ、レタス、ハーブ類など比較的連作に強く、緩衝材的に使いやすい

実践しやすい4区画ローテーション

家庭菜園では畑の広さに限りがあるため、6つ以上のグループをすべて分けて管理するのは難しい場合もあります。
そこで、多くの家庭菜園では4つの区画に分けて輪作を行う方法が使われています。

年度A区画B区画C区画D区画
1年目ナス科ウリ科・根菜アブラナ科マメ科+葉物
2年目マメ科+葉物ナス科ウリ科・根菜アブラナ科
3年目アブラナ科マメ科+葉物ナス科ウリ科・根菜
4年目ウリ科・根菜アブラナ科マメ科+葉物ナス科

自然な土づくりを基本に

野菜の種類と輪作の考え方は、家庭菜園における自然な循環づくりにもつながります。
化学肥料や農薬に頼らず、自家製の堆肥や鶏ふん、有機資材などを取り入れることで、土の力を引き出すことができます。

どうしても同じ作物を同じ場所に植えたい場合でも、連作に比較的強い品種を選んだり、コンパニオンプランツを取り入れることで、自然な形での回避策が可能です。

連作を避けるだけでなく、相性の良い植物を組み合わせることで病害虫を防ぐ「コンパニオンプランツ」の考え方も、自然な家庭菜園づくりに役立ちます。
コンパニオンプランツと野菜の相性 ▶︎【詳しく見る】

野菜の科ごとの特性を活かし、4つの区画に分けてローテーションさせることで、土壌を守り、病害虫のリスクを抑える方法を紹介しています。
コンパニオンプランツと輪作:4区画で考える基本プラン ▶︎【詳しく見る】

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日々の工夫や経験が、これから始める方や続けている方の参考になればうれしいです。

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